2004年2月

27日  冒頭の辞

プログラマなどという仕事を長くやっていると、仕事上いろんな困難にぶつかってそれを解決したけど、後でおんなじような問題にぶつかって、「あの時なんとか切り抜けたなぁ」ということは思い出せたけど、どうやって切り抜けたかはどうしても思い出せない、などということがけっこうあります。

結構これが腹が立ったりするんですが、まぁ自分が悪いわけなんで忘れないようにメモなどとっておこうと考えたりしたのがこのページです。

BLOGなどと書いてはいますが、最初から日記にするなどと考えているとはまるので、何も考えずにスタートです。

仕事のことはもちろんですが、ぼくの興味の範囲は、

     
  1.  プログラミング全般  
  2.  熱帯魚飼育  
  3.  楽器演奏(電気ベースでジャズなり、歌伴をやったりする)  
  4.  デジカメ  
  5.  子育て  
  6.  面白い女房

などといったことになるので、この範囲で何でも書いてOKということにしておきます。そうしないとたぶんネタが切れるので・・・

28日  喜び組

世の中では「勝ち組」とか「負け組」とかいった呼称を自分や人に付けるのが流行っているようで、「ああ、オレは負け組なんだなぁ」とか「あいつは勝ち組だから」などと自分や人の立ち位置を確認するために使ったりしてるみたいです。

そういうモノサシで自分を見てしまうと、サラリーマンの四男で借家住まい。大学も中退で会社も5年でやめて目下自営業の僕なんかは間違いなく人生「負け組」に分類されてしまいそうなのですが、果たしてそれでは自分の生活にそれほど敗北感があるかというと今のところそうでもなかったりします。

むしろ結構人生楽しんでるほうなのではないかと。

で、自分がじゃぁ「勝ち組」なのかと言われたらそんな大それたものでもない気がする。僕が出た(とはいっても中退した)大学は教育学部で、同期の友人の多くは学校の先生になってます。就職した当時は、ソフトウェア業界に就職した僕の方が手取りでは高収入(2年目にして手取り25万ぐらい)だったのですが、その差は徐々に縮まり10年以上も経つと、「最後に笑うのはどっちか」が見えてきちゃってるし。

で、そんな自分をどっかの「組」に入れるとすると、これはもう「勝ち組」「負け組」の他に「喜び組」を新設してそこに入れてもらうしかないのではないかと思うわけです。レースからドロップアウトして自分のモノサシで自分を計っていいところを探して生きていこうと。そのモノサシで他の人を計ることはできないけど、それでいいんじゃないかと。

どうでしょう。「喜び組」。皆さんも入りませんか?

29日  御茶ノ水 ジャニス

「牛丼」が店頭で入手困難になってしまった。まぁ店までなくなってしまったわけではないのでそのうち状況が変わればまた当たり前のように牛丼がたべられるようになるでしょう。

それとは別に、今当たり前のように利用してるけど、この店だけはなくなってしまうと困るなぁ、という店がああります。僕にとってはお茶の水の「ジャニス」というレンタルCD屋さんなんかがそれです。自称商品点数6万枚という店内はCDとビデオとDVDで埋め尽くされていて、ラインナップも普通のレンタル屋にはなさそうなレアCDがところ狭しと並んでいます。

たとえば「クラフトワーク」とか「遠藤ミチロウ」とか「J.Geils Band」とか。普通のレンタル屋ならあってもせいぜいベスト版が一枚あるかないか、というようなアーティストのCDが棚の端から端まで1段ぶんあったりする。

昔はこういうCDを聞きたいと思ったらWAVEなどの巨大CD店に行って買ってくるしかなかったのですが、CDもレコードより軽くて小さいとはいえ買い集めているとかなりかさばります。借りてすむものならば借りて済ませたいと思うわけです。

そういう僕には本当にありがたい限りなのです。願わくば世の中が移り変わってもこのレンタル屋が永遠に存続することを一個人として切に願う次第であります。でもこういう著作権がからむビジネスってJASRACの胸先三寸って感じだからなぁ。