2004年10月

4日  道路計画

首都近郊に家を探すべくあれこれ物色しながら調べていくと、 このあたりは本当に道路計画だらけなのだなぁと思い知らされ ます。

現在物色中の千葉県市川市では、「東京外郭環状道路(外環) 」と「北千葉道路」が高規格道路として計画に上がっています 。市川市で家を買おうとする際は、まずこの二つの道路のルー トを知る(もしくは予測する)必要があります。この道路が家 からどのぐらいの距離のところを通るか(もしくは通らないか )で、将来の土地の価格は大きく変動してくるでしょう。

高速道路が通る際、その状況としてはいくつか考えられます。

  1. 完全に道路に蹂躙されてしまい、よその土地に移ることを 余儀なくされる
  2. 家の地下を高速が通り、微妙に振動を感じる(もしくは全 く感じない)
  3. 家の目の前を道路が通過し、うるさいし空気も悪くなる
  4. 騒音が来ない程度に程よいところを高速が通り、付近の渋 滞も解消し、車での移動が格段に便利になる
この中で最も最悪なのは三番目なのでしょう。こうなりそうな 場所を避ければいいのでしょうが、北千葉道路などは国府台付 近の経路がほとんど明らかになっていないため、油断できませ ん(地下に潜るという説もありますが)。

子供のために静かで落ち着いた環境を、と思い手に入れた土地 と家が、工事現場となりやがて巨大な道路の脇となる、こうい った不幸はゆっくりと何十年もの時間をかけてやってきます。

たまに道路も利用する身分なので全否定するつもりはないので すが、自動車と道路関連の行政は庶民の生活に大きな影響をも たらすものであることを理解してもらいたいものです。

5日  ジンクス

昨日から子供が風邪をひいています。雨の中お散歩に行ったのが敗因だとは思うのですが、女房いわく、他に原因があるとのこと。

それは「20円ぐらいのお菓子が大袋に入っているのを買ってくるとこの子は何故か風邪をひく」というジンクスです。

例えば「かっぱえびせん」なら、100円ぐらいの標準サイズの袋で普通買ってくるわけですが、子供用に20円ぐらいの小さいパッケージも売っていたりします。スーパーなんかではその20円のパッケージを5個ぐらいまとめて袋に入れて売っているのです。それを買ってくると、家の子は必ず風邪をひくらしいのです。

今のところ的中率は100%だそうです。ジンクスってあるんでしょうかねぇ・・・・

9日  不動産契約

イヤー疲れました。今日生まれて初めて土地というものの購入契約を結んできました。

決めてしまうと一生物なだけに、不動産屋に行く前にチオビタドリンクをひっかけてきました。重要事項の説明を聞いている間に眠くなってしまうとしょうがないですから。

この契約で、以下のことが決まってしまったわけです。

  1. 自分の本籍地
  2. 我が子のふるさと
  3. 僕はあと20年ぐらいは働かないといけない
  4. 便利さよりも環境のいいところで残りの人生生きていくこと
  5. 千葉県民になること
これらのこと自体は辛いことでもなんでもないのですが、人生固定されてしまうのがなぁ・・・・

いわゆる「人生年貢の納め時」というやつでしょうか。

12日  ウラ紙

プログラマという仕事をしていると、猛烈な勢いで紙を消費し ていきます。プリントアウトしたりコピーしたり、10人が参加 する1時間の打ち合わせに5枚の資料を提出しただけで、50枚の 紙が消費されます。

紙がもったいないなぁ、世界の森林のことを考えるとなぁ、な どという理由で紙の消費量を減らそうとするときに、最初に目 が行くのが、一度使われた紙の「裏」がまだ使えるのではない かという考えです。

こうして紙は裏返しにプリンタやコピー機に入れられた第二の 人生を歩むことになります。

ところが、この「裏紙」というもの、いくつかの重大な問題を 抱えています。

  1. 裏表をきちんと揃えていないと、同じ面に二度印刷してし まい大変腹が立つ
  2. 裏面に鉛筆でメモしているやつがいたりすると大変腹が立 つ
  3. ホッチキスで止めてあるのを忘れてプリンタやコピーに入 れたりすると、紙が同時に多数巻き込まれて機械が大変なこと になり壊れたりすると裏紙で節約できるお金など消し飛んでし まうほどコストがかかる
  4. 裏紙を束ねたものを積んでおくと、だんだん「どちらが表 (新しい面)なのか」パッと見ただけではわからなくなる
  5. 紙を廃棄する際に、裏紙として両面使われたものと、片面 しか使われていないものを選別し、白い面を揃えてホッチキス などがかかっていないかを確認したりするのに結構手間がかか る。自分の時間単価を考えると「なんだかなぁ」と思ってしま う
このように、「うっかりミス」と「わかりにくさ」と「コスト 面で無意味」の、三つの問題点を裏紙は持っていると感じます 。

とはいえ、一仕事終わって「今度の仕事もどうなるかと 思ったけどなんとか無事に終わったなぁ」などと考えながら裏 紙の仕分けをする作業もなかなか楽しいものだったりするので す。

13日  不動産屋に住宅ローンをまかせちゃっていいのだろうか・・・

家を買うのに住宅ローンを組まないといけないのですが、書類を渡して一切を不動産屋まかせにしています。

でも冷静に考えると、これって「不動産屋にこちらの資産一切を開示すること」に他ならない気がしてきました。

僕が今いくら持っていて、いくらお金を借りたかを不動産屋は全て知っているわけです。

建物は建築条件付の土地なので、家はこれから設計して建てていく事になるのですが、こちらの予算を知られているということは何かを追加しようとしたときに追加料金をどこまで払えるかが全て把握されていると、結局全ての予算を使い切ってしまうように見積もりを作られてしまう可能性があります。

つまり、風俗店に入る前に、客引きにサイフの中身を見せているようなものです。

もちろん家を建てるのは不動産屋ではなく建築会社なので、家の見積もりが高くなっても直接不動産屋が儲かる訳ではないのですが、そこは慣れた業者同士、増えた見積もり金額の一部をペイバックしている可能性も無いとは言い切れません。

不動産屋が住宅ローンの代行をしているのってアリなんでしょうか。なんか限りなくグレーな気がしてきました・・・

18日  熱帯魚の引越し

熱帯魚というものは、名前から受ける印象とは全く逆で、日本では寒さよりもはるかに夏の暑さのほうが過酷な状況になります。

冬が寒いのはヒーターを炊けばいいだけで、それほど対策が困難ではありません。問題なのはやはり日本の夏の暑さなのです。

多くの熱帯魚は、水温が30度を回るとかなり厳しい生存環境になります。ところが、日本の夏では溜めてある水が簡単に30度の水温を越えてしまうのです。特に屋内では。

で、熱帯魚愛好家はなんとかして夏を乗り切ることに躍起になります。リッチな人向けには熱帯魚用の冷水機のようなものが用意されていて、ウォータークーラーのようなものに水を循環させることで水温を下げます。こういうものは主に単価の高い海水魚で用いられることが多いようです。

それでは高々数百円/匹の淡水熱帯魚はどうすればいいのでしょうか?僕の答えは「なるべく狭くてエアコンのある部屋に移動し、24時間エアコンを入れる」でした。

この結果、夏場にはただでさえせまい(三畳)ぼくの仕事場に水槽が引越しをすることになります。逆に、秋には居間の方へ水槽を引越しさせる手間がかかります。

生き物を飼うのは大変です。それでも熱帯魚が与えてくれる「癒し」には捨てがたいものがあるのです。

21日  30代になって初めて意味が分かった言葉・・・・胸焼け

最近、辛いものを水を飲まずに食べるとしばらくして喉の奥のほうが痛むようになりました。

なんだろうなぁ・・・・と思っていたのですが「これがあの胸焼けか!!」「パンシロンでパンパンパン」のあれか!」とある日納得。

小学生の頃からさんざん耳にしていた「胸焼け」という言葉ですが、実際に体で感じてみないとわからないものです。

とうとう僕も「胸焼け」の言葉の意味がわかるようになってしまったかぁ・・・と無意味な感慨にふけってしまうのでした。

23日  30代になって初めて意味が分かった言葉その2・・・・肩こり

情けないネタが続きますが、僕はこれまで肩こりというものがどういうものか今ひとつ分かっていませんでした。

ところが、こないだ子供と出かけた際に、出先で子供が寝てしまい、しょうがないので肩にかついで20分ぐらいの距離を家まで帰ったその翌々日、肩甲骨の辺りにものすごく邪悪なものがとりついている感じになりました。これがどうもあの「肩こり」というやつであることに気付くのに半日かかりました。

この肩こりというもの、頭痛を併発するらしく、最初は風邪でもひいたのかと思いました。でも、肩の重さに気付いて女房に買ったマッサージ器を使ってみるとこれが気持ち良いの何の。

どうやら重いものを固定するように同じ姿勢をずっと続けているとこの肩こりになるようです(当たり前か)。

これから子供と出かけるときは短い散歩のつもりでも必ずベビーカーを携えることになりそうです。子供はどこまで行ってしまうか分かりませんからね。

25日  秋の日光

まだちょっと紅葉には早いのですが、秋の日光に行ってきました。まもなく女房が臨月に入ってしまい、子供ができるとまたしばらく旅行どころでは無くなってしまうので紅葉を待つ余裕もありませんでした。

もうすぐ2歳の子供をベビーカーに載せた日光は、それはそれは大変なものでした。日光自体ちょっとした山の上にあるので、子供の生命維持に必要な荷物を含む全てを山に上げる必要があります。ベビーカー、子供、トランク、リュック二つの荷物を僕と女房で必死に山上げすることになりました。ほとんどエベレスト登山のような気分です。

一度上に荷物を上にあげてしまえばある程度平坦なので、砂利道で多少ベビーカーが重くなるものの気楽なお散歩で天気もよくとてもいい時間を過ごすことができました。

それにしても日光のような古典的な観光地は厳しい状況のようです。今回は紅葉のシーズンが近いためそこそこ客はいたのでしょうが、街のそこここに廃墟マニアが狂喜するような物件が点在しており、足利銀行の看板と並んで厳しい街の状況を象徴しているかのようでした。

個人的に日光は嫌いな街ではないので、なんとか頑張って欲しいと思います。同じように古典的な観光地である草津があれほど交通の便が悪いにもかかわらず頑張っているのですから、名産品を作り出すなどして持ち直して欲しいものです。

関係ないですが日光ビール美味しかったなぁ。金谷ビールも。電車で行く旅行はビール飲めるからありがたいです。

28日  何と言うか・・・

僕がこの9日に人生を賭けて土地と建物の購入に関する契約をした途端に、

台風は来るわ地震は来るわ・・・・・

本当に皆様ご迷惑をかけてすみません。まるで「洗車をすると雨が降る」ような雨男になった気分です。

被害にあわれた方には本当に申し訳ないと思っております。

柄にないことをするもんじゃないですね本当に。

31日  うなぎの寝床

これまでもここでチョコチョコと家を買う話をしてきましたが、これから家を建てることに全力投球しなければならないこともあり、この10月をもって一度この「RANDMAX BLOG」は休止させていただきます。

その代わり、家ができるまでの間は「うなぎの寝床」と称して一戸建て建築記録を綴っていくことにしました。まだまだ分からないことだらけですが、後に続く人に少しでも参考になるところがあってもらえればいいな、と思います。

それでは皆様、「うなぎの寝床」でお会いしましょう。