2005年6月

19日  インターネットのない世界

今の職場にはインターネットに出て行く環境がありません。セキュリティがらみだと思うのですが、それにしても寂しい。

インターネットに出られないと分かってはいるのに、ついついIEを立ち上げてしまいます。で、IEのエラー画面を見てハッと我に返り、また仕事を続けるのです。こんなことを日に何度も繰り返しています。

しかしインターネットに接続できないコンピュータがこんなに寂しいものとは・・・・あんまり寂しいんで、ローカルでTomcatを立ち上げて、IEを立ち上げるとTomcatのスタートアップ画面が出るようにしてしまいました。この行為に何か意味があるわけでもないのですが、不思議なことにこれでも少しだけ心が和みます。

でも地獄だなぁ・・・・周りの人は結構AirH'なんか入れたノートパソコンを持ち込んだりしているみたいですが(職場のLANにはもちろん接続できない)、僕は今の職場にいつまでいるかも分からない、もしかすると来週にはインターネットのある職場に移るかもしれないので、もったいなくてAirH'を契約する気にもなれません。

仕方が無いので、携帯電話でニュースサイトなんかを読んでいます。パケット代がどれぐらいかかっているかは分かりませんが、この場所で働くためだけにAirH'を契約するよりはいいのではないかと。

ぼくがもう少し外(車の中や喫茶店など)で仕事をする人間ならAirH'も元をとれなくないのですが、困ったことにほとんどの職場が自分の部屋を含めてネットワーク完備だし。

まぁ、無駄に掲示板なんぞを読んでいる時がないかというと、まぁあるのですが、現状では開発環境にインターネットがないと、それはもう言い知れない不安と不便を感じます。そもそもJava開発環境のヘルプはほとんどオンラインですし、「ちょっとこんなことやってみたけどうまくいかない。他の人はどうしてるんだろう」というようなことを感じたときに、インターネットがあるのと無いのでは天地ほどの能率差が出てしまいます。

何とかならないかなぁ。あーでもAirH'は高いしなぁ。禁断症状出そう。

30日  エアコンのない世界

就職してからの数年間、東京の夏をエアコン無しで乗り切ったことがあります。郊外ならまだしも、環七の脇に建つ鉄筋コンクリートの賃貸マンションでエアコンが無いというのは、かなり生死の境目を渡り歩くような行為です。

そんなときに編み出した「熱帯夜を乗り切る方法」は、「水風呂」でした。

風呂に水を張ります。もちろん沸かす必要はありません。そこに、ぬれても平気などうでもいい古雑誌と飲み物などを持ち込み、水風呂に肩まで入って古雑誌をめくります。30分ほどすると体は冷え切り、震えが来たりするようになります。洗面器で頭から水をかぶり、脳まで冷やしてもう少し我慢します。

冷たい水の中にいることに耐え切れなくなったら、外に出て体を拭き、布団に入るのです。

そうするとあーら不思議。あれほど暑苦しくジメジメに感じていた夏の布団が、「これほど暖かくてふわふわなものが世の中にあるなんて幸せ」と心から感じられるようになります(本当)。

あとはその暖かさに包まれて眠るだけです。小学生の夏休み、プールから帰った後の昼寝がどれほど心地よかったか。あの頃の眠りがよみがえって来るのです。

夜暑くて眠れないという人は、ぜひお試しあれ。ほとんどお金もかかりませんし。